アメリカの入国審査って実際どうなの?
前回の投稿から既に3ヶ月も経過していたとはっ!という衝撃の事実に驚愕しております。というのは嘘です。。自分から始めた割に全く続かないという、自身の継続力の無さに自責の念に駆られると共に、ブログを定期的に更新されている皆様への尊敬が止まりません。
さて、今回はアメリカの入国審査についてお話したいと思います。あくまでも私個人の体験と見解が含まれておりますので、アメリカ渡航前の皆様におかれましては、必ず最新の情報をご自身で確認されることを強く推奨いたします。よろしくお願いいたします。
私は2023年、2024年現在までに計2回、日本からの直通便ではなく、アメリカ経由でメキシコに渡航しております。往路1回目はサンフランシスコ空港経由、2回目はロサンゼルス経由でした。また、メキシコからアメリカへの復路入国に際して1回目はサンフランシスコ空港、2回目はヒューストン空港を利用しました。旅程のパターンとして、往路はアメリカ入国後に1〜2泊、その後メキシコへ向かい1ヶ月半程滞在、その後再びアメリカに立ち寄り1ヶ月半程過ごし日本へ帰国というものです。
話は戻り各空港の入国審査ですが、やはりというか入国者数の多いロサンゼルス空港での審査が質問事項も多く厳しいという印象でした。そして言ってしまえば元も子もないのですが、これはアメリカ大使館やCBP(Custom and Border Protection)のウェブサイトにも記載がある通り、入国可否や滞在可能日数については全て担当審査官の判断による、つまり審査官次第という事に尽きるかと思います。なので、良い心象を与えられるか、彼等の質問に答えられるか、そして相性の良い審査官に当たるか(完全に運)が全てと言えるのではないかと思います。(すごくモヤモヤしますよね。)ルールはルールとして存在していますが、たとえルールに反していなくても、審査官が受ける心象が良くなければ、付与される滞在日数にも影響を及ぼす可能性が大いにある。といったところでしょうか。理不尽!!
審査官の質問内容について。
具体的に何を聞かれたかという事について、ここでは私の受けた質問を記載いたしますので、ケースとしては女性1人で渡航した場合の一例です。質問内容は下記と同一ではない可能性がある旨は予めご了承くださいませ。(※日本からアメリカ入国時の質問を記載しています。)
1. アメリカに来た目的。(観光、乗り継ぎ、ビジネス等)
2. どこに何日滞在するか。
3. 職業。
4. 現金をいくら程度持ってきているか。アメリカ滞在中の支払いはどのようにするのか。
5. なぜ、どんな目的でメキシコに行くのか。(最終目的地がアメリカでない場合に聞かれる可能性があります。)
6. 復路の航空券を持っているか。
大まかには上記の質問内容でした。私はアメリカでパートナーと合流後に数日でメキシコへ向け出国という旅程でしたが、ここでパートナーとの交際期間や出会いの経緯、挙句の果てになぜ結婚しないのかというかなり大きなお世話な質問までされました。その他の質問も含め、基本的には『なんだかんだ、アメリカでの就労が目的なんでしょう?』という前提があり、審査官としてはその心象をいかに減らしていくかという作業なのでしょう。メキシコが最終目的地であったとしても隣国が故に『陸路からのルートでアメリカに戻り就労しようとしているのでは?』という疑いの眼から根掘り葉掘りの質問を繰り出して来るのではと思い至りました。結果として、審査官に『アメリカでの就労が目的ではなく、且つ不法滞在をするリスクが低い人物』と判断されるまではあらゆる角度から質問をされる可能性があります。
家族連れや友人同士の短期旅行者は心配無用?
家族連れや友人同士の短期旅行者の方々については、入国審査を心配する必要はないと思います!ただ、滞在先のホテルなどは入国前に予め予約をしておく事をお勧めいたします。バックパッカーや月単位での長期旅行者の方々の場合は、全旅程でのホテル事前予約は難しいという場合もあるかと思います。その場合、初めの数日分だけでも事前予約をし、その後の大まかな旅程(移動ルート等)についても組んでおくことを推奨いたします。加えて、スマホのメモや紙でも良いので滞在先の情報や旅程を書いて手荷物に入れて持って行くと安心だと思います。英語が堪能な方でも、いざその時になると緊張してしまうこともあり得ます。
ビザのルールを知っておこう!
アメリカ入国可否から滞在日数まで審査官の判断に委ねられる入国審査ですが、自分が利用するビザや入国についてのルールを事前に調べて知っておく事(ルールを破っていないと知っておくことで、ある程度の不安は取り除くことができると思います)、自分の旅程を答えられる事、この2点だけでも心に余裕を持って入国審査を受けることができると思います。通常の旅行者の方はESTAに該当する場合が殆どだと思いますので、アメリカ渡航前に各自ルールを確認しておきましょう!とはいうものの、私も毎回無駄にビビり倒してしまうのですが。。
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